タイヤ交換をした後などにやっておきたいのが、空気圧チェックです。
「パンクでもしない限り空気なんか抜けないし、特に気にしてないけど普通に走るから、そんなの別にしなくてもいいんじゃないの?」と思われるかもしれません。
意外なことに、タイヤの空気というのはこっそり抜けています。段差に乗り上げた際に抜けたり、保管している際に抜けてしまったり。タイヤ交換して取り付けてみたら空気が無かった、なんてこともあります。程度の大小はあるかと思いますが、1ヶ月で5%~10%抜けるとも言われています。
空気圧のチェックをマメにしている人はほとんどいませんが、してみると「あれ?こんなに違うのか」ってなります。空気圧のチェックはガソリンスタンドでやってもらうこともできますが、セルフ式スタンド等では自分で空気圧をチェックすることもできます。
自分で空気圧をチェックするやり方をまとめてみました。
適正空気圧を調べよう
車・タイヤによって、適正な空気圧は異なります。空気圧の数値は、運転席側のドアを開けたところ(車体側)に貼ってあるので、まずそこをチェックしましょう。下の写真の赤丸のあたりです。
前輪・後輪によって違いがあるものもあります。普通車の場合、大体2.2~2.4くらいになっているものが多いようです。
ガソリンスタンドの空気入れの使い方
空気入れには2種類あり、固定式(スタンド型)のものと携帯型のものがあります。それぞれ入れ方が異なります。
固定式はこんな感じで、上にメーターが付いています。この数字は空気圧を表しています。
まず、入れようとする空気圧を設定します。右側のダイヤルを回し、入れたい数字に合わせます。
適正空気圧が230(2.3)であれば、その数字どおりに設定してもよいのですが、大体10~20くらい多め(2.3だったら2.4~2.5)に入れてもOKです。
多く入れたらパンクするんじゃ?と思われるかもしれませんが、タイヤはちょっと多めに入れたくらいでは破裂しません。適正空気圧の3倍ぐらいまで入れないと破裂しないそうです。むしろ、タイヤのパンクは空気圧が少ない場合に起こりやすくなるので、筆者はちょっと多めに入れています。
空気圧を設定したら差し込む
下のホースを伸ばして、タイヤの空気入れに差し込みます。ブスッとな。
シューという漏れる音がしないよう、きっちり差し込むと、空気が自動で入ります。
空気が入っている間は「チーン、チーン」と音が鳴ります。設定どおりの空気圧になったら空気が入らなくなるので、音が鳴らなくなります。音が鳴らなくなったらOKの合図です。
空気入れを外して、蓋を閉め、次のタイヤに移ります。これの繰り返しです。
終わったら、ホースを元のところに戻し、メーターをゼロに戻しておきます。これで終わりです。
携帯型の空気入れの使い方
携帯型の空気入れにも、メーターとホースが付いています。
携帯型の場合、メーターに表示されるのは、ホースを繋げたタイヤの空気圧の数値です。
ホースには、空気を出すトリガー(引き金)が付いています。ホースを差し込んだだけでは空気が入らず、トリガーを引いている間だけ空気が入ります。空気を入れている間は空気圧が読み取れないので、少しずつ入れてメーターの数字を読みながら、シュー、シューと入れていく感じです。
空気入れ自体は軽いので、女性でも持ち運びできると思います。ただ、固定式とは異なり、自動では空気が止まらないので、ボーっとしていると入れ過ぎてしまいます。「チーン」という音もありません。その点だけ注意が必要です。
あと、タンク内の空気が無くなったら、いくら引き金を引いても空気が入りません。何台分か連続でやるとなくなってしまうので、そのときは元の台に戻して空気を補充しましょう。
作業が終わったら、元のところに戻しておきましょう。
空気圧チェックで燃費改善、タイヤも長持ちしてエコ!
タイヤの性能をしっかり発揮するためには、適正な空気圧であることが大事です。空気が抜けていたり入りすぎていたりすると、燃費が悪くなるだけでなく、ひどい場合はハンドルが取られたりして運転に悪影響が出ます。
空気が少ない場合はタイヤの片減りに繋がり、タイヤを痛め、下手するとパンクになります。燃費が落ちるだけでなくタイヤの寿命まで短くしてしまいます。運転中にパンクして寿命が縮む思いをするかもしれません。
空気圧のチェックは、こまめにしておきたいですね。