【無車検運行・無保険運行】車検切れの車は運転したら違反!点数と罰金、見落としがちなポイント

無車検運行とは?

無車検運行とは、有効な車検が切れている状態で車を運転することを指します。自動車は法律で定められた期間ごとに車検を受ける義務があり、これに違反すると厳しい罰則が科せられます。車検切れの車を運転することは、単なる手続きミスではなく、道路交通法違反となるため十分な注意が必要です。

無車検運行の点数と罰則

無車検運行が発覚した場合、以下のような罰則やペナルティが科されます。

点数

無車検運行の違反点数は 6点 です。これにより、一発で免許停止の対象となります。

反則金・罰金

  • 罰金6か月以下の懲役 または 30万円以下の罰金 が科せられることがあります。

赤切符なので罰金になります。反則金の規定はありません。

自賠責保険未加入の場合(無保険運行)

無車検運行の車は、ほとんどの場合、自賠責保険も切れていることが多いです。この場合「無保険運行」となり、さらに重い罰則が加わります。

  • 違反点数6点
  • 罰金1年以下の懲役 または 50万円以下の罰金

無車検運行と無保険運行が重なった場合の違反点数と罰金

  • 違反点数6点
  • 罰金1年6か月以下の懲役 または 80万円以下の罰金

初犯であれば免停プラス罰金だけで済むケースが大半ですが、法令上はここまでの罰則が定められています。繰り返したり悪質と判断されれば懲役になる可能性も大いにあるということです。

よくあるトラブルと間違えやすいポイント

車検切れに気づかないケース

車検の有効期限はフロントガラスのステッカーや車検証に記載されていますが、日常的に確認しないドライバーも多いです。特に長期間運転していない車や、セカンドカーとして使用している車の場合、期限切れに気づかず運転してしまうケースがよくあります。

対策

  • 車検の期限をスマホのカレンダーに登録してリマインド設定する。
  • ディーラーや整備工場からの通知を見逃さないようにする。

仮ナンバーの誤認

車検が切れた車を整備工場や陸運局まで運転する際には「仮ナンバー」を取得する必要があります。しかし、仮ナンバーを取得せずにそのまま運転してしまうトラブルが後を絶ちません。

対策

  • 必ず役所で仮ナンバーを申請し、車に取り付ける。
  • 仮ナンバーの有効期限内に目的地まで運ぶようにする。

自賠責保険と車検の関係

車検の際には有効な自賠責保険が必須ですが、稀に自賠責保険の期限切れに気づかず運転してしまうことがあります。これが無保険運行に該当するため、ペナルティが大きくなります。

対策

  • 車検と自賠責保険の期限を同時に確認する習慣をつける。
  • 自賠責保険の更新を忘れないよう、早めに手続きする。

無車検運行のリスクと影響

無車検運行は法律違反であるだけでなく、事故や故障が発生した場合に大きなリスクを伴います。

事故時の保険適用外

車検切れの状態で事故を起こした場合、任意保険や自賠責保険が適用されないことがあります。保険が適用されなければ、事故の賠償金や修理費用をすべて自己負担することになり、経済的なダメージは計り知れません。

故障や不具合の放置

車検は車両の安全性を確認するための重要な手続きです。車検を受けないまま運転を続けると、車の故障や不具合に気づかず、重大な事故につながる可能性があります。

当たり前だけど車検は大事

「うっかり車検が切れていた」なんてことはあり得る話ですが、その車を運転してしまう無車検運行は「うっかり」でも許されない重大な違反です。車検が切れていれば自賠責も切れている可能性が高く、ダブルで違反になります。免停は確実です。

この経験から学んだ教訓は、

  • 車検期限を必ず確認し、早めに手続きすること
  • 仮ナンバー制度を正しく利用すること
  • 自賠責保険と車検はセットで管理すること

です。日頃から車の管理を怠らず、安全で法令遵守の運転を心がけましょう。車検切れで運転してしまうと、取り返しのつかない結果になる可能性もあります。無車検運行は絶対に避けるようにしましょう。

タイトルとURLをコピーしました