オービス=自動速度取締機。
スピード違反を取り締まる機械です。国道や高速道路などに設置されています。制限速度を大幅に超過した車を検知すると「超過速度」の記録と「車のナンバープレート」、「運転手」の撮影を行います。
通常のネズミ捕りではなく、いつも設置されているものなので、普段は警戒していて滅多に捕まることはないのですが、
- 疲れていたり考え事をしたりしてボーっとしてた
- 観光でたまたま訪れた土地で知らなかった
などで、意外と「パシャッ」とやられたことのある人は多いようです。
オービス(自動速度取締機)の種類
4種類あります。
レーダー式
最も古い機械。常にレーダー波を出しているので、かなり早い段階からレーダー探知機が反応します。
Hシステム
真ん中の白い四角いのが目印。こちらもレーダー探知機が反応するのですが、その反応は直前でないと反応しないため、上述のレーダー式に比べるとレーダー探知機の反応はギリギリです。
ループコイル
道路に埋め込んであるループコイルによって速度を測定します。レーダー探知機が反応しません。
この写真の場合、左側にカメラがあり、各車線の真ん中にある小さい横線が撮影ポイントです。
LHシステム
見た目はHシステムのように道路の上に機械が設置されていますが、測定はループコイルなのでレーダー探知機が反応しません。
おまけ:移動オービス
「移動」と名の付くように、出現する地点は固定されていません。遭遇するのはかなり稀です。レーダー式と光電管式とがあり、後者の場合はレーダー探知機が反応しません。
何kmオーバーで反応するの?
オービスは軽微な速度違反では反応しません。10kmオーバーぐらいではスルーします。では、何kmオーバーから反応するのでしょうか。
ハッキリとした裏付けはありませんが、よく言われているのは、「一発免停になる速度」、つまり、「一般道では30km、高速道路では40kmオーバー」から撮影すると言われています。
もちろん、これ以下の速度でもパシャッとされてしまったら言い逃れはできないのですが、一般的には「オービスが光った=免停覚悟」となるようです。
オービスを設置してある道路には警告板が置いてある
自動車速度取締器「オービス」を設置してある道路には、必ず「自動車速度取締器設置路線」などと書かれた警告板が置かれています。
つまり、オービスはいきなり登場するのではなく、必ず予告の看板があるのです。この予告の看板を見落とさなければ、オービスにやられることはない、と言ってしまってもいいはずなのですが、それでも撮影される人が後を絶ちません。
この可能性として挙げられるのは、
- トラックの陰などで予告看板が目に入らなかった
- 夜で看板が見えなかった
- オービスがある路線とは分かっていたが、ボーっとしていた
です。
いくら看板があっても、いくら通り慣れた道であっても、気付かずにブーンと走り抜けてしまうとどうしようもありません。それでもやってしまうのです。人間だもの。
ガラガラなら遠くからでも看板が見えるのですが、雨の日や目の前に大きなトラックがいたときじゃ見逃しがちになってしまいます。いくら予告看板があるとは言え、見落とす可能性が意外とあるものなので、オービスのある路線は予めチェックしておいた方がいいですね。
オービスが光った!どうしたらいい?
どうしようもありません。
遅くても30日以内に警察から警察署への出頭通知が送られてくるので、警察署に足を運んで罰金を支払って、切符も切られるハメになります。
ちなみに、オービスが光るのは速度超過したことを運転手に知らせるのが目的なので、光った場合は明らかに分かります。オービスをじーっと見ていて、「あっ、光ったかも」と小さく光るのは、撮られていません。撮られた場合はボーっとしてても分かるぐらいに強く光るので、分かります。オービスの脇に赤いランプがあるのは、「撮影したぞ」と違反者に示すためのものです。
明らかに光っていた場合はどうしようもないので、光らないように心がけましょう。