ドライブレコーダーは役に立つの?2017年モデルの選び方、おすすめはコレ!

ドラレコを付けていれば、当て逃げとか全部捕まえられる

そう思っていた時期が、僕にもありました。

ドラレコを買う目的

車の防犯対策でドライブレコーダーの購入を考えている人は増えてきています。カー用品店でも多くの機種が売られています。

「何かあったときに証拠を残せる」

「当て逃げされても捕まえてやる」

ってな目的で取り付けてる人が多いかと思います。YouTubeにもドラレコ動画はたくさん上がっているので、決定的瞬間を撮るには最適です。

しかし、ドラレコはレーダー探知機以上に、多くのメーカーが様々なタイプのものを出していて、値段もピンきりです。なので、どれを買っていいか分かりません。

レーダー探知機のように、スピード違反の取り締まりに気付いて罰金を回避する、という明確な目的(いいかどうかは置いといて)があれば投資もできるのですが、ドラレコは、取り締まりや罰金を回避するわけでもなく、ただ自車の前方を記録するものです。なので、レーダー探知機に比べ、ドラレコ付けてて特した感がないので、なかなか手が出しにくい存在です。

最低限ないとマズイ機能

ドラレコに最低限必要な機能は、前方をただ撮るだけでは足りません。

  • 事故があったときなど、衝撃を感知したときに動画を保存する機能(衝撃センサー
  • ナンバーが読み取れるくらいの高画質(できればHD)

この2つは、必須と言っていいでしょう。

特に衝撃センサー(Gセンサー)は、肝心なときに勝手に動画を保存してくれるので、保存漏れがありません。

事故ったときに、冷静に「保存ボタン、ポチー」とできる人って、そんなにいないですよね。もし、エアバッグがボーンとなってしまったら、ドラレコなんて操作できるような状態じゃありません。衝撃センサーのないドラレコは無用の長物です。

あと、画質。携帯のカメラの画質がピンキリなように、ドラレコのカメラの性能もピンキリです。特にドラレコの場合、昼間だけでなく薄暗い夜間でもある程度の視認性が求められます。

そのため、画質への要求は結構高いです。「昼間は綺麗に撮れるけど夜は全くダメなドラレコ」って、意味ないですからね。(^^;

この辺の基本的な機能がしっかりしていれば、ドラレコとしては十分です。

最上級モデルになると、ただ「前を撮る」だけではなくなってきます。前方のカメラを活用して運転のサポートまでしてくれるものも登場しています。

前方を記録するのはもちろん、車線からフラフラはみ出しそうになったときに警告を発してくれる。そんな機能が付いてきています。アメリカ・テスラの電気自動車のような自動運転・・・まではいきませんが、カメラを活用して運転をサポートするのが最近のドラレコの流行りです。このような機能を後付できるのはドラレコしかありません。安全運転に一役買っていると言えるでしょう。

もちろん、ただ前方を記録してくれればいいという需要には、そういう機能を省いたモデルで十分でしょう。

ドラレコを選ぶポイント

ドラレコは、多くの種類が用意されていますが、大まかに分けると、3つに分けられます。

  1. 運転中に前方を記録するだけのもの
  2. 1に加え、駐車時の当て逃げなど、エンジンが切れているときにも記録するもの
  3. 1、2に加え、車線逸脱への警告など、カメラを活用した運転補助機能を搭載したもの

下の方が機能が多い高級モデルになります。

ドラレコを買う前に、まず自分にとって必要な機能がどこまでなのか、そこを押さえましょう。

その上で、上記1~3の目的別のおすすめモデルを挙げていきます。

1.運転中に前方を記録するだけのもの

今のたくさんあるドラレコの中では機能を絞ったものになりますが、ドラレコとしての機能は最低限備えています。それが5千円弱からあります。安いです。

その中でもおすすめは、フルHD、1200万画素、衝撃センサー付きの、このモデル。

BPOWER ドライブレコーダー 2.7インチ 8mm薄型 120度広角 Gセンサー搭載 1080P フルHD 1200万画素 動き検知 常時録画

フルHD画質で常時録画で、Gセンサーもある。それが5千円を切っています。安いです。

とりあえずドラレコ、って人にはこれがおすすめです。amazonのランキングでも1位になったこともあるモデルなので、定番です。

2.駐車時の当て逃げなど、エンジンが切れているときにも記録するもの

1よりちょっと高級機になります。高級機と言うか、ミドルレンジですね。値段的には1万5千円未満がこのクラスになります。

ドライブレコーダー TaoTronics DVR【一年間安心保証付き】 1080px高画質 Gセンサー搭載 160度広角 動体検知 駐車監視モード 2インチ 400Wイメージセンサー 32GBのSDカード付 繰り返し録画機能 TT-CD06

エンジン停止時でも衝撃センサーが働いていて、駐車時にぶつけられても撮影してくれるモデルです。値段も1万円を切っています。

3.車線逸脱への警告など、カメラを活用した運転補助機能を搭載したもの

高画質、駐車時の撮影機能はもちろん、それ以外の機能も搭載している上位機種です。ちょっとお値段上がって2万円~というモデルも多くなりますが、かなり人気があるクラスです。車のセキュリティを重視している人には、高級機で安心を買うのはアリです。

ケンウッド(KENWOOD) フルハイビジョン ドライブレコーダーDRV-610

高級機も様々なメーカーから出ていますが、高級機ならケンウッドのこのモデルがおすすめ。画質に関してはさすがの高級機、フルHDを超えるサイズで、光の急激な変化に強いHDRも搭載しています。常時撮影や衝撃センサーももちろんサポート。GPSが付いているので、知らない土地で撮影したものでも、後からどこで撮ったかピンポイントで分かります。

特長としては、時速60km/h以上で走行中に現在の車線からはみ出してしまった際の「車線逸脱警告」、信号待ち等で前の車が発進しているのに気付かずに止まったままのときに警告を出す「発進遅れ警告」があります。前方のカメラを生かした新しいドラレコの機能です。

とりあえず「いっちゃんええやつ!」だったら、これですね。

冤罪防止にはドラレコが役立つ

警察の取り締まりは、100%正確とは限りません。警察も人ですから、間違えることもあります。

筆者も何回か誤認で止められたことがありますが、止めた側(警官)は「こちらが違反している」という前提で止めてますから、それを「違う」と証明しないといけないわけです。携帯やシートベルトなど、簡単に証明できるものならいいんですが、一旦停止とかは「止まった」「いや止まってない」の争いになります。かなり骨が折れます。

こんなとき、ドラレコがあると、身の潔白を証明するのに役立ちます。

警官に詰め寄られたときに、「じゃあドラレコで確認します」という選択肢があると、こちらも精神的に落ち着けますし、警官も下手に冤罪で止めることができません。

ドラレコがなかったら、警官の言うことが正しかったのかも?という疑問を抱いたままキップを切られてしまうかもしれません。真実はどうあれ、です。そういうケースは結構多いと思われます。

違反した場合は仕方ないですが、そうじゃなかった場合に切符を切られる、つまりは冤罪を防ぐためにも、ドラレコは非常に有効です。

どんな高級機でも完璧なものはまだありません

前方にはめっぽう強いドラレコですが、横や後ろは見えません。撮れません。カメラがないので仕方がありません。後方対応のモデルも少しずつ出てきてはいますが、まだまだマイナーです。今後、360度カバーするものが出てくるでしょうけど、今のところは前方だけです。

なので、大体の取り締まりは記録できますが、覆面パトカーなどの後方追尾を最初から記録するのは難しいですし、横っ腹を当て逃げされた場合は全く証拠を撮れてない可能性もあります。

ドラレコに過度な期待は禁物ですが、機能を理解した上で取り付ければ損はしないでしょう。

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