年2回、春と秋にある全国交通安全週間。この時期は、年内で最も取締りの最も多い期間です。スピード違反はもちろん、ありとあらゆる違反の取り締まりが多くなります。
一説には取締りのノルマがあるとも言われていますが、それくらい、普段とは警察を目にする回数が大きく異なります。ほんとによく見ます。
全国交通安全運動の期間
正式には「全国交通安全運動」といい、春の全国交通安全運動は4月下旬、秋の全国交通安全運動は9月下旬に行われます。
通常、春は4月6日~15日、秋は9月21日~30日に行われますが、毎年この日に決まっているわけではなく、実際に何日から何日までになるかは、大体2か月前に発表されます。
また4年に1度の統一地方選挙の年は、春の交通安全運動が5月11日~20日になります。2015年(平成27年)がその年だったので、次は2019年(平成31年)、春の交通安全運動が5月になります。
交通事故死ゼロを目指す日
春の交通安全運動期間中の4月10日、秋の交通安全運動の最終日の9月30日は、交通事故死ゼロを目指す日として、全国各地で啓発活動が行われています。
これは取り締まりの強化と言うよりは、交通安全を呼びかけるチラシやグッズを配ったり、交通ルールに関するイベントを行ったり、という啓発活動が主です。
もしかしたら、最終日でノルマが足りてないとかで、取り締まりを強化しているところもあるかもしれません。ただ、その日も交通安全週間の期間内ですから、取り締まりはいつも以上にやっています。
交通安全週間は罰金が2倍?
・・・という話を聞いたことある人、いませんか?
これはズバリ、嘘です。
罰金の額は法令で決まっているんですが、それが特定の期間だけ倍になるというような法令はありません。完全にガセです。
しかし意外なことに、全国各地で、この手の話を信じている人がいるようです、なぜこんな噂が広まったのか、真相は分かりません。が、この噂があることによって、普段よりも安全運転に勤しむドライバーがいることは確かです。
「2倍だとずっと信じてた!」という人もいますが、その人は捕まってないからそう言えるんでしょうしね。期間内に捕まってたら「あれ?罰金の額2倍じゃないぞ?」って気づきますから。
なので、ガセだけど違反者を減らす効果はあったんじゃないでしょうか。嘘も方便というやつです。
あ、もちろんですが、違反点数も2倍じゃありませんからね。通常通りです。
交通安全週間の開始を知るにはレーダー探知機が役に立つ
なんでレーダー?と思われるかもしれません。
春・秋の交通安全運動は、交通安全週間という言葉で知られてはいますが、曜日に関係なく行われるため、いつ始まっていつ終わったのかがひじょーに分かりづらいものです。
なので、「捕まった!、あ、交通安全週間か・・・」ということも多々あります。
「交通安全週間だと知っていればもっと気をつけたのに・・・」ということ、ありませんか?
交通安全週間になったことは、テレビ等で目にするか、あるいは知人との会話の中でそういう話になって気付く、というケースが多いかと思いますが、それで気付けるかどうかは怪しいところです。
ここで役に立つのが、レーダー探知機です。
最近のレーダー探知機は、電源を入れた際、交通安全週間期間内だと「交通安全運動週間です」のメッセージを表示してくれます。
車に乗るまで、交通安全週間になったことに気付かないことも多いので、こうやって教えてくれるのはありがたいです。何気に役に立ちます。
液晶画面の無い最廉価モデルだと無理ですが、ミドルクラス以上はこの機能がついているはずです。レーダー探知機を選ぶ際には、その辺も確認しておきたいですね。
筆者はセルスターのレーダーを使ってますが、案内してくれます。参考までに。
取り付けてみた記はこっち。