3年または5年に一度の運転免許証の更新(書き換え)。
免許証の更新手続きに必要なものをまとめてみました。
持ち物
免許証の更新に持っていく物は、
- 更新の葉書
- 免許証
- 手数料
これだけです。
あと、眼鏡が必要な人は、眼鏡を持参しましょう。コンタクトレンズの場合は、最初から付けっぱなしでOKです。視力検査の際に「コンタクトです」と伝えればそのまま検査してもらえます。(もちろんですが、免許には「眼鏡等」の条件が付されます。)
更新の葉書
更新期間の始まる前(更新誕生日の1ヶ月ちょっと前)に送られてきます。
更新手続きに必要なことは、ほぼ全てここに書いてあります。これが大事です。
手数料
更新にかかる手数料は、「更新手数料」+「講習手数料」です。金額は、更新の葉書に書いてあります。
更新手数料
一律 2,500円
受講手数料
受講手数料は、受ける講習によって金額が異なります。
優良運転者(ゴールド免許になる人) | 500円 |
普通運転者(ブルー免許だけど5年の免許になる人) | 800円 |
違反運転者(ブルー免許になる人)、初めての更新の人 | 1,350円 |
葉書には、手数料は都道府県の収入証紙で納めるという旨が書いてありますが、これは特に気にしなくていいです。証紙は更新の受付で買う流れになっているので、現金を持参すれば問題ありません。
写真は持参しなくてもいい
昔は、免許証用の証明写真を持参して、それを使ってもらうということもあったのですが、現在は「更新の受付して、書類書いて、視力検査して、証明写真撮って~」という一連の流れに組み込まれているので、持参する必要はありません。
センターの中に撮影ブースがあり、更新手続きの流れの中で証明写真を撮ってもらえます。
撮影ブースの脇には鏡が用意されているので、ささっとチェックすることはできますが、流れ作業的に撮影が進んでいくので、じっくりセットする時間はありません。
なので、更新手続きに行く際には、最初から「撮られてもいい状態」で臨みましょう。
更新できる場所
更新の案内葉書に記載されている、各都道府県にある運転免許センターで更新します。
ゴールド免許になる人や、一般運転者でブルー5年になる人は、運転免許センター以外の場所で更新できることがあります。
更新できる場所は、葉書に記載されたセンターに限られています。次がゴールドの場合は、更新できる箇所が複数記載されていますが、次がブルー3年の場合は1箇所しか記載されていない、ということになります。
なお、運転免許センター以外の場所で更新した場合は、免許証が即日交付ではなく、後日交付になることがあります。
更新できる期間
免許証の期限となる誕生日の、前後1ヶ月間が更新できる期間です。この間に、更新の葉書に記載されている運転免許センター等で更新します。
なので、更新の葉書は、この期間の少し前に送られてきます。
更新手続きができない日
更新手続きは毎日やっているようなイメージがありますが、実はそうではありません。
更新の手続きができるのは、平日(月~金)と日曜日だけです。
土曜日、日曜日、祝日、振替休日および年末年始(12月29日~1月3日)は、更新手続きができません。
できれば平日に
平日は仕事で行きづらいし、運転免許センターは各都道府県に1箇所しかないので(北海道は複数箇所あります)、遠くて行きづらいものです。
そのため、日曜日に更新しに行くというケースが非常に多いのですが、そうなると必然的に、めちゃくちゃ混みます。
センターの中も混みますが、道路も混むので、車で出かける場合は早めに。所定の受付時間までに入れば間に合いますが、遅刻厳禁なので、余裕を持って出かけましょう。
平日に行けるチャンスがあれば、平日に済ませるのがオススメです。
なお、受付時間前に行ったからといって、先に受付を済ませられるわけではありません。早く行っても窓口が開いてません。(^^;
実際に受付してもらえるのは葉書に書いてある受付時間になってからです。
更新手続きの流れ
まずは1番の受付に行きます。窓口に番号が振ってあるので、番号順に行けばいいようになっています。
各窓口で「次は~番の窓口に行ってください」と教えてくれるので、そのまま進みましょう。
途中、視力検査などの適性検査、暗証番号の設定など、様々なコーナーがありますが、基本一方通行ですし、係員の指示に従っていけば迷うことはありません。分からなくなったら、係員に聞けば教えてもらえます。
交通安全協会って?
途中、交通安全協会の窓口がある場合があります。上の写真だと、2番の緑色の窓口の隣にあるオレンジ色の窓口が交通安全協会です。この窓口、番号は振ってありません。
いかにも更新手続きの順番に含まれているかのような見た目ですが、番号が振ってありません。
そう、ここは通らなくてもいい場所、つまりは任意で、交通安全協会の協力費を納める窓口になっています。
交通安全のために寄付してもいいですし、スルーしてもいいです。窓口の前に行ってしまうと断りづらくなってしまうので、出費を抑えたい場合は、スルーしましょう。
なお、交通安全協会のお金を払ったからと言って、交通違反を見逃してくれるとか、そんなメリットは全くありません。交通安全協会のお金を払ってなくても、免許証の更新案内の葉書はちゃんと送られてきます。あくまで任意の、寄付金のコーナーです。
以前は「次は安全協会の窓口へ~」と係員があからさまな誘導をしていたのですが、現在は「義務でもないのに当たり前のように誘導するのはおかしい」との批判もあり、窓口への誘導はマイルドになりました。そのため、スルーする人も多くなっています。
更新手続きにかかる時間
免許の更新にかかる時間は、「受付して講習を受け、それが終わって交付されるまで」です。講習の時間は、短ければ30分、長いと2時間かかります。この講習の時間は、免許証の区分(色)によって異なります。
ゴールド免許だと短いですが、違反が多かった人や初めての更新の人の場合は講習時間が長くなります。
区分 | 講習時間 |
優良運転者講習(ゴールド免許になる人) | 30分 |
普通運転者講習(ブルー免許だけど5年の免許になる人) | 1時間 |
初回運転者講習(更新が初めての人) | 2時間 |
違反運転者講習(ブルー免許になる人) | 2時間 |
講習は、その時間帯に受付した人がみんな一緒に受けるので、先に受付した人も最後に受付した人も、同じ時間に終わります。
例えば、受付の終了時間が14時だとしたら・・・講習が始まるのは、受付が終わる14時以降です。
この講習は、14時ジャストに受付した人も受けるので、講習の開始はそれより2~30分後になります。そこから講習。2時間の講習であれば、14時30分くらいにスタートするので、終わるのは16時30分です。
そして新しい免許証の交付を受け、終了です。
早く帰りたい場合は早く受付した方がいいけれど・・・
講習後に新しい免許証が交付されるんですが、その順番は受付順なので、早く受付した人から順番に呼ばれます。早く受付を済ませることができれば、その分だけ先に免許証を受け取ることができます。
なので、早く帰りたい人は早めに受付をした方がいいのですが、交付時は、免許証をもらうだけなのですぐもらえます。パパパッと進むので、早く受付をしていても、受付時間ギリギリで来た人との帰りの時間は大して変わりません。
まとめ
葉書と免許とお金。
あとは、受付の時間内にちゃんと行くことです。